第5回

ハイペース連載、みんながついて来ようが来まいが、突っ走ります。
なぜかと言うと、今やシーンをものすごい勢いで席巻しているバンドがいるからです。僕はデビューから注目
してたんですが、もうちょっと軌道に乗るまでと思ってたら…。あまりにも人気が出始めて、このまま取り上
げないとみんなに遅れてると思われそうだったんで、あせって書きました。
”売〜れ〜る前から〜知って〜たよ〜、知ったかぶりを〜着こなして〜”BY 19(ジューク)状態ですか?

 今、最も旬なバンド、それがRIZEである。切れ味の鋭いギターリフとカッティングを推進力にしたグラン
ジ、バシッと韻を踏んでいくヒップホップ、そのほかいろんな音楽を貪欲に取り込みリアルに音に刻み込む。
それらを自ら「RIZE音」と呼び、そのオリジナル・サウンドは、「カッコいい!!」と夢中になれる瞬間が次
々と目白押しである。先日発売された2ndシングル "Why I'm Me" も、それ以上の形容が見つからない高速ハ
イブリッド・ナンバー。これはもうSONY・REDHOTキャンペーンのCMでバンバン流れてるから、みんな聴いたこと
あるんじゃない?イントロの威勢のいいスネアから水面下で楽曲をぐぃんぐぃん牽引するベース・ラインまで、
すべてのパートが高い次元でしのぎを削りグルーヴを生み出している。そして、サウンドの破壊的なエネルギ
ーと建設的で拙いメッセージのコントラストが面白い。それがこのバンドの魅力を2乗している。
 この曲でVo.のJesseが叫ぶライムは、今の自分がいるのは家族や親友たちのおかげだということ、そして自
分の中にいて、だからどんなに独りでも孤独じゃないということ、その与えられたパワーが、曲として、言葉
として動いていること。こんなに無垢で、ロマンティックな信念をRIZEほどダイレクトに表現しているバンド
はいない。普通なら恥ずかしくてできないだろう。しかし、被害者のふりをして裏切られた気分を歌うよりも、
ゆるぎない信念を歌うほうが素晴らしいし、強いじゃないか。
RIZE音がもつヘヴィネスは、信念と勇気の重さなのだ。

そんな彼らがファーストアルバム「ROOKEY」を発売した。出たばっかりです。僕もこれを書いている今日買い
ました。まだ聞き込んでないので深くは言えませんが、一聴しただけでも、かなりやばいです。CMとかのイ
メージよりもかなり硬派でヘヴィです。でもその割にはさらっと最後まで聞けます、突き抜けていきます。
"Why I'm Me"の歌詞とか割とダサいんだけどね、その音だけでもで完全にもってかれるから、全然いけてるん
ですねぇ。彼らは大都市東京にカミナリを落とすそうです。東京に住む人、副長とか、気をつけてください。

ここである所からの引用、1stシングル「カミナリ」のライナーです。この曲についてズバリ書いてるんで、
僕の書きたいことはここに集約されてます。これ読んじゃったら、もう俺に言う事はなくなってしまったんで。
ラクしてるわけじゃなくて、ホントに、僕の感想はまさにこれなんです。
こういうのまずいのかな、まずかったら消しておいてください。まぁ誰も読んでないからいいんかなぁ。

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■about 1st single「カミナリ」
 もうミクスチャーとかいう無機的な括りは完全に無効になるんじゃないか。8/23にデビューする RIZE の音
を聴いて、そんな気がした。ヒップホップもハードコアも、ロックンロールも「すべてを知った世代」ならで
はの攻撃的なハイ・アドレナリン・ミュージック。これは、これまで存在したような色んな音楽パーツの足し
算じゃなく、「今」をそのまま放出するサウンドである。彼らの楽曲にはヒップホップの問題意識も、ハード
コアの強度も、広がりのあるメロディも全てが高密度/高純度でつまっている。そして何より瞬間、瞬間をし
っかり謳歌しようとするイノセンス、これが最高!今という時代の必然性なひらめきと、若さゆえの必然的な
きらめき。この二つがあるバンドは絶対に状況を変えるだろう。新しい祝祭の磁場を作るだろう。
 メンバーはJesse(ヴォーカル&ギター)、金子統昭(ドラムス)、Tokie(ベース)。幼なじみのJesseと金
子に、アップライト・ベースでグルーヴを生み出すTokieが加わって結成されたのが1997年。それ以後、下北沢
を中心に同心円状に人気と評価を高めてきた。満を持してリリースされるデビュー・シングル“カミナリ”は、
その熱気にさらに放火する仕上がりだ。太いベース・ラインが楽曲を先導し、追走するようにタフなビートが叩
きつけられる。それを煽るようなギターの轟音、もう天井知らずに昇りつめている。速度メーターの針は完全に
振り切ってレッド・ゾーンで止まったまま。それでも突っ走る「鉄の塊」をJesseは英語を交えたライムと歌で巧
みに乗りこなしている。グルーヴ・ドライヴァーとしての腕前は、もう一級品。放たれたライムも狂ったクラクシ
ョンのように激しく魂を打つ。《Bring it on, Cuz we go on We're rizing up high to the sky》。自分達の超
スケールの才能とメッセージを全開にした楽曲である。
 金子は「映画を観たりすると、それだけで強くなった気分になったりするじゃないですか。そういう装置を作
りたい」と語っていたが、まさにそういう装置としてバカでかい上昇気流を生み出している。RIZE=上昇する、
という自分達のメッセージをこれほど完璧に表現し、明確に打ち出しているデビュー曲なんて滅多にないし、そ
れをやろうとしてそれがやれるバンドも滅多にいない。新人バンドとしてぶっちぎりである。Jesseは「一過性の
ブームではなくカルチャーを生み出したい」と語ってくれた。現時点ではロック/ヒップホップ/ハードコア・・
・・とまだまだ細分化されているが、それをひとつに統合しようとする壮大な意志を感じる。そして、ヒップホップ
がメインストリーム化した現在、それが可能な体制が整いつつある。そこに撃ち落とされる決定打、それがRIZE。
あらゆる音楽の表層ではない、本質だけがぶつかりあって、新しい時代の本質が生まれる。

                                 
其田 尚也(ROCKIN' ON JAPAN)
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『ドラゴンアッシュの次かぁ』なんて思ってた奴、きっとアルバム聞いてクオリティーの高さとへヴィネスのか
っこよさにに打ち砕かれるぞ。
殺伐としたグランジやヘヴィ・ロックとは違うエネルギー源とバンド力学をもったニューカマー、RIZE。そし
て彼らの無敵のイノセンスは、必ず、誰かを救うのだ。

ちなみにJesseはあの名ギタリストCharの息子らしい。古谷いっこうチャンなんて目じゃない?

”2000年の中心はASIA  はばたくこの音  to EURASIA
 Classicから3000へDegital People to music post chemical!
 カミナリを落としに カミナリを大都市に ”                from  1st single『カミナリ』
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